インプラント治療とは、歯がなくなったところを人工の歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯をかぶせる治療法です。
あごの骨にしっかりと固定されるインプラント治療なら、まるで自分の歯のように食事をすることができます。
また、見た目も自分の歯のように自然に仕上げる ことができるので、人前でも口元を気にせず、食事や会話を楽しむことができます。
インプラント・入れ歯・ブリッジの比較
メリット | デメリット | |
---|---|---|
インプラント |
天然歯と見間違うほど審美性が高い 周囲の歯に負担をかけない 噛み心地がいい | 手術費用 治療期間が長い 治療費用が高い |
入れ歯 |
治療期間が短い 治療費が安い(保険の場合) 保険適応の入れ歯がある | 周囲の歯に負担がかかる 違和感がある 審美性に劣る |
ブリッジ |
治療期間が短い 治療費が安い(保険の場合) 装着時に違和感がない | 装着のために土台となる健康な歯を削る必要がある 食べかすなどが溜まりやすい |
当院のインプラント治療は世界で信頼されるブランド『ストローマンインプラント・3iインプラント』を使用します。
ストローマンインプラントは、埋入後の5年、10年という長期にわたる安定性が多くの研究により報告されています。世界で500万人以上の患者さんがストローマンインプラントによる治療を受け、患者さんのQOL向上に貢献しています。
3iインプラントはアメリカのImplant Innovations社が製造しているインプラントで、アメリカでのシェアNo.1(2004年度販売実績)のインプラントです。世界的にも40カ国以上で使われている世界シェアのインプラントです。
3iインプラントの最大の特徴は、特許を取得した「オッセオタイト」という表面性状にあります。
オッセオタイトは微小で均一な粗造構造で、この微細な突起の間にフィブリンの束が絡まってクロット付着を創り出し、このことがインプラントと骨の結合「オッセオインテグレーション」を強力に促進します。
一般臨床施設研究で2,000本以上のケースで使用された3iの臨床評価は、5年間平均成功率96.8%、不良骨では98.1%と、非常に高い成功率となっています。
科学的、生物学的な優位性のある唯一のインプラントである。
その結果、1999年に「骨が不良な部位における治癒実績を改善した唯一のインプラント」として米国FDA(日本の厚生省に当たる機関)に認められています。
また遺伝子レベルで研究されている唯一のインプラントメーカーです。
サイナスリフト(上顎洞底挙上術)やGBR(歯槽骨増大法)などは、口腔外科専門医が対応し、歯科麻酔科の認定医とも連携しております。
インプラント治療後のメインテナンス及び周囲炎について
インプラント治療を受けたあとには、ご自身で行うセルフケアと医院での定期的なメインテナンスが重要となります。正しいメインテナンスを怠ると、インプラント周囲炎という疾患を発症してしまうリスクがあります。インプラント周囲炎の症状やその予防法は下記です。
インプラント周囲炎とは?
インプラント周囲炎は、歯周病の症状と共通しており、インプラントをした周りの歯肉が炎症を起こし腫れたり、歯周ポケットが深くなり、歯槽骨や顎骨が吸収され、膿が出る症状です。重度になるとインプラントを支えている骨も無くなります。そして、一度無くなって痩せた骨は治療しても元にはまず戻りません。
予防法は?
①医院で教わったセルフケアをきちんと行う事
インプラント周囲炎の原因はプラーク(歯垢、バイオフィルム、細菌の塊)です。その方の歯並びや生活習慣によって毎日のお手入れは異なります。当院では歯周病専門の歯科衛生士がおりますのでその方に適したメインテナンス・セルフケアを指導致します。セルフケアを怠らず毎日きちんど行う事が大切です。
②定期的な歯科医院の検診を必ず行う事
ご自身でのセルフケアでは完全に除去できないプラークなどを専門の歯科衛生士が定期的に専用の器具を使って除去します。この部分を中心に専門的なクリーニングをおこない3~4ヶ月に1回はリセットする必要があります。
インプラント料金表※表示価格は全て税別です。
相談料 | 無料 | ||||
---|---|---|---|---|---|
診査、診断、ステント、CT撮影 | 20,000円 | ||||
インプラント埋入 |
|
||||
上部構造(かぶせ物) |
|
GBR等の骨造成や麻酔科医による静脈内鎮静法が必要な場合は、別途費用かかります。